青年の清水です。
青年OBである進藤勝之さんが朝日放送の“大改造ビフォーアフター”に出演されたということで、ぜひ裏話等のリアルな話を聞きたいという青年メンバーの声の元、6月4日(木)に大阪府建築士会会議室で「ビフォーアフターに出演してわかったこと〜テレビを介した仕事をして」という題目のトークイベントをおこないました。
少し進藤さんの紹介をしますと、進藤さんは改修設計を主に活動されており、4年前には大阪府建築士会誌「建築人」へ「住まいを愛でる心の芽生えから次世代への継承へ」というタイトルでリフォーム設計への取り組む姿勢や思いを書かれております。
講演者が青年OBという近い存在の方で質問がしやすく、TV業界の話で興味深い話ということもあり参加者から質問が途絶えなく、あっと言う間に時間が過ぎました。
質問内容は詳しくは書けませんが、オファーの経緯や普段の業務と比べて苦労したこと、TV出演料まで聞かせていただきました。
その中でも、私が印象深かった事は「現調時は隣地が建替えのタイミングで更地の工事が行い易い状況であったのにも関わらず、撮影中に画が変わるのを好まないTV側の意向で、隣家が建つまで数ヶ月着工を延ばした。」という話でした。
隣地が更地なら足場も組め外壁工事がやり易いですし、何より数ヶ月工期が延びる事はお施主様が承知しないでしょう。
短い時間でしたが様々な興味深い話を聞かせていただいて私が感じた事は、ハウスメーカーでの経験も含めて様々な現場を経験を通じて、住宅建築に対して愛情を注いできた進藤さんだから、良好な施工をするための人間関係を構築することが出来たということです。
だからこそ、施工者と設計段階から打合せを重ね、一緒に工事見積を作るような密な関係を築き、双方の思いの誤差は無く、工事期間中に難題が起こっても対応が出来たことや、通常の設計で必要な施主ー施工者のまとめに加え、TVプロデューサーやディレクターのまとめまで進藤さんが行い、成功に導くことが出来たんだと思います。
「住まいを愛でる心の芽生え」
を実践しておられる進藤さんの仕事ぶりを拝見することが出来て非常に勉強になりました。